あをのよう

 

藍は花を咲かせたあと、柔らかな房に包まれる小さな黒い種を実らせます。その種は、力強い骨格を持って大地に根を張り、茎を放射状に伸ばしながら鮮やかな緑の葉を付けていきます。藍(あゐ)は土から離れた瞬間から、葉は青味を帯び藍(あを)へと姿を変え、不思議な様相を表していきます。藍の植物が出す色を、注意深く観察し高い染めの技術を持って布へと写し取る“あをのよう“

種を繋ぐ藍の栽培、すくも、藍建て、鮮やかな藍色から重ね染めなどの古代染色、型染めや絞り、仕立てまでを一貫して行います。今回の展覧会では、小さな衣にその姿を写し出しました。遥かなときを思い出すかのような“あをのよう“が作り上げる藍の奥深さをご高覧ください。

 

 

6月20日(土)ー 28日(日)

12:00-18:00 休廊日:24日

作家在廊日:20、21、27、28日

 

 

形のない「あを(藍)」を

形のある「よう(用)」に現す

遠い昔に作られた美しいものたちを手掛かりに

古代染色で染めた布を和裁で仕立てました

“子供の衣“

これまでに体得してきた技術や知識を深め

その小さな造形に凝縮しました

視覚で感じる

色彩と造形のその先にある気配

それを求め探索し

探求してきた現在地を

本展示で見ていただけると幸いです

 

あをのよう

石井孝幸:染色 1985年 神奈川生まれ

石井友恵:和裁 1987年 愛媛県生まれ

2011年 藍染に従事

2017年 設立

神奈川県にて藍の栽培、蒅作り、発酵建てで絞りや型染を行う

帯の制作や、主に海外向けにレクチャーを行う

ミニマムな伝統芸術の再構築を試みている

著書
「The Way of Indigo」2021
「Katazome」2026
藍葡萄唐草神子袍
藍絞幼子韓服上衣
古植物布稚児仕事着
錆浅葱色絹稚児上衣
大黒色絹稚児印服