日本古来の森と木と共に暮らす文化や営みを大切にし、木と対峙しながら、それに敬意を払うものづくりをする川合優。日本の山や森のこれからのあり方を伝えつつ、多く植林された杉や檜の活用を広げていく活動も続けています。
日本にも古くからある金属のあり方に新しさを吹き込み、独自の感覚と確かな技術で、端正なかたちを生み出し、軽やかで柔らかな印象へと変容させる金森正起。
この度の展示では、川合優と金森正起、二人で制作する木と金属が融合した新たな試みの作品が生み出されます。それは各々の意識が共に重なり合い、共鳴していくかのような時間の中で制作されます。
川合優の木曽檜ノ床と金森正起の僧伽舎の風路(天蓋)は、瞑想的時間や眠ること、時や空間を超越していくような試みがなされています。意識の融合により生まれてくるものは、どのようなあたらしい景色を見せてくれるでしょう。
どうぞご高覧いただきますようお願い申し上げます。
風韻
川合優 金森正起
風韻
川合優 金森正起
2021年8月28日(土)ー9月12日(日)
11:00-19:00(会期中無休)
最終日 17:00迄
GALLERY M.A.P
815-0071 福岡市南区平和1-2-23 森山ビル3F
tel: 092 521 0083 https://www.gallerymap.jp
出品作品
川合優+金森正起:木金小盤、木金薬欌、木金欌
川合優 :木曽檜ノ床、針葉樹の家具
金森正起 :僧伽舎の風路(天蓋)、鉄の光(照明)
金森正起 :僧伽舎の風路(天蓋)、鉄の光(照明)
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川合 優 かわい・まさる
1979 岐阜に生まれる
2001 京都精華大学建築専攻卒業
飛騨にて木工修行、京都で家具修行に従事する
2007 独立。以後、各地にて定期的に個展、グループ展を開催
2016 「SOMA」を立ち上げ、森林と人を繋ぐ活動を行っている
金森 正起 かなもり・まさき
1975 名古屋市に生まれる
1997 大学卒業後、東北で生活
2001 松岡信夫氏に弟子入りする
2005 名古屋市の外れに仕事場を持つ
生活道具や建築金物を作り始める
2019 「小小」を始める
主催:M.A.P(MORIYAMA ART PRODUCTION)
協力:スタディオ パラディソ/gallery 白田