石井直人 新作展  kankakari 

 

石井直人 新作展

2026. 3. 1 sun – 16 mon

時間  13:00-18:00

休館  水曜日

在廊  1, 15

昨年に引き続き、陶芸家・石井直人氏の個展を開催いたします。

丹波の土地に根ざしながら、遥か古代へと意識は潜り、ユーラシア大陸を経て西洋へ。
此世と彼世、世界の輪郭さえも朧げに、窯の中から立ち現れる未知の豊かな現象。

本展では、小さな器から土鍋まで、未発表の茶盌から蔵王権現像に至るまで、さまざまな文化の古層を横断し、
未踏の領域へと踏み込む氏の作品を、すべて等価なものとして kankakari 館内に展示いたします。

積み重なる知と手の営み。形而上の結晶ともいえる、味わい深いやきものを、ぜひご高覧ください。

この度の窯は、2025年11月に50時間焼成にて行いました。
一年半掛けて制作したものを、この3日間で一気に登り窯で松の薪のみで焼成します。
土での成形は、思い浮かぶもの順に作ってゆく過程ですが、完成が見えないものに向かってゆっくり走るような感覚です。窯を焚いてようやく土が形を成し、やきものができあがります。

今年は、蔵王権現という表象を成形し窯に委ねてみました。
窯の時間には、一筋の煌々とした光が窯に幾度となく差し込み、
煙を象徴的に浮かび上がらせ、窯を焚く人々をも励ましました。
宇宙からの加護をいただいたような、何か超越的な時間と次元を体現した瞬間でした。

窯の中で炎と共に充満した何かの作用が、今回の窯で形作られたもの全てに宿っているように感じています。

石井直人

石井直人
1954  京都生まれ
1980  広島大学総合科学部卒業
1981-83  広島県山縣郡河内町小板にて農耕生活
1984-87  伊賀「土楽陶苑」にて修行
1992  京都・京丹波町に原野を取得 開墾を始める
1993  同地に「独華陶邑」「懐玄軒」を建設
1994  登り窯を築く 古民家移築 初窯焼成
1994~  各地のギャラリーにて作品を発表

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kankakari
京都市北区紫野下築山町15
070-1871-1010
www.kankakari.com
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gallery白田 3月営業日

 

 

3月

14日(土)15日(日)

22日(日)

28日(土)29日(日)

12:00-18:00

 

石井直人の土鍋を愉しむ茶會 京都小慢

 

元宵節は、春節から15日目にあたる節目の日。旧暦では、その年最初の満月にあたります。
台湾や中国南部では、旧正月を締めくくる行事として提灯を飾り、温かなスープ団子「鹹湯圓(シエンタンユエン)」を食します。湯圓は、その発音が「団圓(家族団欒)」に通じることから、家族の結びつきや円満を象徴するもの。丸いかたちは満月のように、満ち足りた暮らしや人生を表し、冬至や正月に食べることで「一つ歳を重ねる=成長や健康」を願う意味も込められています。
この茶会では、石井直人さんの土鍋や器に、台湾の小菓子と鹹湯圓を盛り込み、小慢の三種のお茶を添えて、旧正月を祝う時間をご用意いたします。湯気の立つ土鍋、やわらかな甘みと塩味、そして茶の余韻。
季節の節目に、からだと心をゆるめるひとときを、ご一緒できましたら幸いです。

毎回、薪窯から生まれる一枚一枚に、
驚きと新しい感動をいただいています。
美しく、そして少し歪みを帯びたものほど、
いっそう魅力があり、愛おしく感じられます。
その一枚一枚が、まるでアートピースのように心に響いています。
(謝小曼より)

“台湾小菓、客家鹹(塩)湯圓と三種の茶”

2月28日(土)
① 10:00〜
② 13:00〜
③ 15:30〜
(各回90分)

参加費:8,000円(税別)

会場:京都小慢 京都市上京区幸神町313
お申し込み・お問い合わせ:xiaoman.kyoto@gmail.com

詳細:@xiaoman_kyoto

工藝新聞タタターvol.1「紙と木」第六版

 

工藝新聞タタターvol.1「紙と木」の第六版を発行いたしました。

今の時代の中で、ものを生み出す、見出すということはどのようなことなのでしょう。

ものづくりをするなかで、表面的には見えない事象を言語化する試みです。

様々なジャンルの方に寄稿していただき、あらゆる方向から工藝の可能性を探ります。

新聞自体からも手仕事を感じていただけるように、表紙は毎号、手漉きの紙を使用しています。

前田崇治さんの緑楮の漉きたての紙に、文林堂さんの活版印刷と孔版印刷。

手に取って手漉きの紙や印刷の香りも感じていただければと思います。

日英対訳となっています。

 

執筆者

石井直人(陶芸家) 工藝のみえざるもの

前田崇治(紙漉師) まっさらな白を求めて

四釜尚人(しかまファインアーツ主宰) 惹かれるもの

川合優(木工家) 人と自然・香り

武田好史(日本美学 日本文化論) 極私的「数寄」論

石井すみ子(工藝デザイナー) 韓国の紙漉き 張紙房を訪ねて 写真:Kim Jinho

 

デザイン:前崎成一

翻訳:ベンジャー桂

表紙手漉き紙:前田崇治

印刷:文林堂 山田善之

初版:2015年4月

第二版:2017年2月

第三版:2018年5月

第四版:2021年3月

第五版:2024年3月

第六版:2026年1月

12頁

価格:1500円(地方発送:200円)

▷▷ お問合せ、ご購入

 

 

gallery白田 2月営業日

 

2月

12:00-18:00

1日(日)

7日(土)8日(日)

14日(土)15日(日)

21日(土)22日(日)

 

石井直人:タタタ粉引皿、粉引茶碗、灰釉炊飯鍋、鉄釉炊飯鍋、大平鍋、栗灰釉煮込鍋

金森正起:銀器

川合優:高野槙の大きなまな板(特注品)

石井すみ子:夜衣

などご覧いただけます。

石井直人展 ~ 1月20日迄 於: 独華陶邑

この度の窯は、2025年11月16-18日の50時間焼成にて行いました。

一年半掛けて制作したものを、この3日間で一気に登り窯で松の薪のみで焼成します。

土での成形の時間は、立ち浮かぶものをひたすら土で作っていくといく過程を行い、焼成して焼き上がるまで、完成が見えないものに向かってひたすら土に向かう日々です。

窯を焚いてようやく土が形を成し、やきものができあがります。

今年は、蔵王権現というものを成形し窯に委ねてみました。

窯を焼成する時間には、一筋の煌々とした光が窯に幾度となく差し、

煙を象徴的に浮かび上がらせ、窯を焚く人々をも励ましました。

今回の窯焚きは、宇宙からの加護をいただいたような、超越的な時間と次元を体現した瞬間でした。

翡翠の仏を、器に産み落とした碗。

窯の中で炎と共に充満した何かの作用が、今回の窯で形作られたもの全てに宿っているように感じています。

どうぞご高覧くださいませ。