石井直人展 ~ 1月20日迄 於: 独華陶邑

この度の窯は、2025年11月16-18日の50時間焼成にて行いました。

一年半掛けて制作したものを、この3日間で一気に登り窯で松の薪のみで焼成します。

土での成形の時間は、立ち浮かぶものをひたすら土で作っていくといく過程を行い、焼成して焼き上がるまで、完成が見えないものに向かってひたすら土に向かう日々です。

窯を焚いてようやく土が形を成し、やきものができあがります。

今年は、蔵王権現というものを成形し窯に委ねてみました。

窯を焼成する時間には、一筋の煌々とした光が窯に幾度となく差し、

煙を象徴的に浮かび上がらせ、窯を焚く人々をも励ましました。

今回の窯焚きは、宇宙からの加護をいただいたような、超越的な時間と次元を体現した瞬間でした。

翡翠の仏を、器に産み落とした碗。

窯の中で炎と共に充満した何かの作用が、今回の窯で形作られたもの全てに宿っているように感じています。

どうぞご高覧くださいませ。