地球を編む 日本の籠 世界の籠

植物と人の創造から織りなされる籠が約300点、勢揃いいたしました。

日本の籠(Light and Will)、南は沖縄から、北は新潟まで、その風土や土地の性質や用途から生まれてきた籠は、太古からの人の暮らしやその地の土着性を想起させてくれる要素を持っています。前田尚謙さんは、全国の籠の職人さんを訪ね、無くなってしまいそうな籠の仕事を掬い上げ、その良さを保存しながら、いまに蘇らせることも職人さんと一緒に試みられています。

世界の籠(LIGHT YEARS)、未開の地にみる籠は、その土地の植物と精霊と人との関わりをそのままに感じられるものがありました。前田淳さんと細矢直子さんは、世界を巡る中で、情熱と愛着を持って独自の視点で籠を収集され、しかしながら、軽やかなスタンスでものと対話をされているような感じがあります。

展示会の間には、籠から発せられるみえないものを現象として感じることもありました。籠に宿るスピリットの力でしょうか。

Light and WillさんとLIGHT YEARSさんの籠への探求の一端を、丹波の地でご紹介できましたこと、大変嬉しく感謝申し上げます。また、遠路からも多くの方々にお越しいただきました。有り難うございました。

 

地球へ感謝を篭めて