コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎「ノノ かみと布の原郷」図録

 

 

 

2021年3月、島根県立石見美術館で開催された展覧会「コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎 ノノ  かみと布の原郷」の図録が上梓されました。「ノノ かみと布の原郷」展は、工藝ぱんくす舎が 2年に渡り、自然布、手漉きの紙、日本古来の精神が宿る場所を求めて日本各地を巡り、その残された印象や精神性を独自の解釈で構成する展覧会となりました。またそれらから浮かび上がるものを捉え「ノノ お水え」も開催しました。

この展覧会を収録した図録は、本文と図版はオフセット印刷と孔版印刷、表紙は徳島県拝宮の中村 功氏の和紙に活版印刷、さらに佐賀県唐津の前田崇治氏の大麻布紙を貼り込んだ手製本です。

 

図録:コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎「ノノ  かみと布の原郷」

発行:2023年3月21日 赤々舎

ブックコンセプト:工藝ぱんくす舎(前田征紀、石井すみ子)

デザイン:吉村麻紀

表紙和紙:中村 功

初版 1000部

価格:5500円(税込)

ご購入、お問合せ ▷▷  gallery白田

コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎「ノノ かみと布の原郷」    図録出版記念展

 

2021年3月、島根県立石見美術館で開催された展覧会「コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎 ノノ  かみと布の原郷」の図録が上梓されました。これを記念しまして図録発表の展覧会をいたします。「ノノ かみと布の原郷」展は、工藝ぱんくす舎が2年に渡り、自然布、手漉きの紙、日本古来の精神が宿る場所を求めて日本各地を巡り、その残された印象や精神性を独自の解釈で構成する展覧会となりました。またそれらから浮かび上がるものを捉え「ノノ お水え」も開催しました。

この展覧会を収録した図録は、本文と図版はオフセット印刷と孔版印刷、表紙は徳島県拝宮の中村 功氏の和紙に活版印刷、さらに佐賀県唐津の前田崇治氏の大麻布紙を貼り込んだ手製本です。

図録発表の展覧会では「ノノ  お水え」の為に制作した、コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎の紙衣、紙蓑、道具と蒐集した自然布や靭皮繊維などを展示いたします。新緑の中でごゆっくりご鑑賞くださいませ。

5月27日(土)より、Center for COSMIC WONDERでも同時発売いたします。

 

 

図録「ノノ  かみと布の原郷」

発行:2023年3月21日 赤々舎

ブックコンセプト:工藝ぱんくす舎(前田征紀、石井すみ子)

デザイン:吉村麻紀

表紙和紙:中村 功

初版1000部

 

会期:

2023年5月27日(土)ー6月4日(日)

11:00 – 18:00  *31日(水)休廊

 

会場:

gallery白田

京都府船井郡京丹波町森山田7

T/F 0771-82-1782

www.dokkatouyu.com

 

写真:

島根半島沖地区、漁の乾燥小屋

(藤布の漁網が使われていたと思われる昭和20-30年頃の風景)

 

COSMIC WONDER with Kogei Punks Sha
NONO  a native spirit of Kami and Cloth”, an exhibition commemorating the publication of the catalogue
 
We are pleased to announce the publication of the catalogue of the exhibitionNONO a native spirit of Kami and Cloth” by COSMIC WONDER with Kogei Punks Sha. The exhibition was held at the Shimane Iwami Art Museum in March 2021 and the catalogue is published by AKAAKASHA. In preparation for the exhibit, Kogei Punks Sha spent two years traveling around Japan and researching native fabrics, handmade papers, and sites where ancient spirits dwell. The exhibition was shaped by their unique interpretations of spirituality.NONO OMIZUE” was also held to capture what emerged from these experiences.
The catalogue is offset printed with additional stencil printing. The cover is letterpress printed on washi (paper) by Isao Nakamura of the Haigyu Area, Tokushima Prefecture, and bound by hand. Also included is a special insert of washi made of fibers from beaten taima-fu (hemp cloth) by Takaharu Maeda of Karatsu City, Saga Prefecture.
 
For this exhibition to launch the catalogue, we will display Kamikoromo (paper garments), Kamimino (paper raincoats), and tools made by COSMIC WONDER with Kogei Punks Sha for “NONO OMIZUE,” alongside a selection of native fabrics and bast fibers. Please take your time to enjoy the exhibition in the fresh greenery. The catalogue will be released at the Center for COSMIC WONDER on Saturday, May 27.
 
Exhibition catalogue “NONO a native spirit of Kami and Cloth” 
Published : March 21, 2023 by AKAAKASHA
Book concept : Kogei Pankus Sha (Yukinori Maeda, Sumiko Ishii)
Design : Maki Yoshimura
Cover Washi : Isao Nakamura
First edition : 1000 copies
 
Exhibition period:
May 27 (Sat) – June 4 (Sun), 2023
11am – 6pm  *Closed on Wednesday, May 31
 
Venue:
gallery hakuden
7 Moriyamada, Kyotanba-cho, Funai-gun, Kyoto
t/f 0771-82-1782
 
Photo:
Fish drying hut, Okidomari area, Shimane Prefecture
(circa 1945-30, when Fuji-fu (wisteria cloth) fishing nets were in use)

 

 

 

gallery白田 臨時休業日のお知らせ

裏山の藤が満開となりました。

5月7日(日)はお休みさせて頂きます。

5月6日(土)は通常通り11:00-18:00となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

VAGUE KOBE

 

世界に波(VAGUE)のように広がることを願い、デザイナー 柳原照弘が主宰するTERUHIRO YANAGIHARA STUDIO(TYS)は、2021年に南フランスのアルルにオープンした「VAGUE ARLES」に次いで、世界で二つ目の拠点「VAGUE KOBE」を、神戸の旧居留地に2023年夏にオープン。

1938 年に神戸旧居留地海岸通に建てられた、歴史ある建物チャータードビルの3・4階+屋上空間にできる「VAGUE KOBE」は、スタジオ、ギャラリー、ショールーム、飲食スペースを内包するTYS の理念を可視化する空間に、プレオープニングでは、2022 年にVAGUE ARLES にてローンチを行なったTYS オリジナルブランド 「LICHEN(ライケン)」の国内での発表と、関わりのあるアーティスト、デザイナー、作家のクリエイションの一端を展示。

石井直人の作品も展示しております。是非お立ち寄りくださいませ。

 

VAGUE KOBE by TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO PRE-OPENING
2023年 4月 7日(金)~ 5月 14日(日)

兵庫県神戸市中央区海岸通9 番2 号 チャータードビル4F  TEL : 078-381-8408
営業日時 : 金・土・日・祝日  12:00-18:00

 

Artist.Desinger

Ariko Inaoka, Chinoko Sakamoto, Fleur van Dodewaard, François Curlet, François Halard, Hector Gachet, Ingegerd Roman, Isabelle Dupuy Chavanat, Naoto Ishii, Natalia Brilli, Natsuko Uchino, Pierre Charpin, Ruth Van Beek, Tomoko Hayashi, Yuna Yagi and Teruhiro Yanagihara

 

春分工藝美術祭

 

春分工藝美術祭

Center for COSMIC WONDERでは、春分工藝美術祭を開催いたします。4名の作家、石井直人、石井すみ子、杉本圭助、中村未来子による新作が並びます。

京丹波を拠点とし、時空を超え浮かび上がるものをやきものとして表現する石井直人、登り窯で焼成した土鍋や羽釜、ドイツの白土による碗など。手仕事に宿る目に見えない次元を作品に落とし込む石井すみ子、韓国の古箪笥に残っていた木綿古布による掛袋、雪晒しされた自然布の糸巻きや針枕、蓬や黒文字を漉き込んだ手漉き和紙で作られた抽象的な印象の草枕など。世を感取するため、時間と空間の構造や動きといった物理的な現象を平面に昇華し絵画を制作する現代美術作家の杉本圭助、近年描き続けているシリーズ「時間の表面」より。祈りの現れを野や山の植物により草編を通して表現する中村未来子。かつて訪れたラトビアで出会った女性に、祭で被る花と柏葉で作られた冠を野原で教えてもらったことを機に、紐編みの経験から独自の草編みが生まれたという。家族や友人、大切な人に思いをよせて作られる中村の草編みは、草を探し、摘み、洗い、整え、静かな意識で作られたお守りのようである。
 
ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
会期:
3月11日(土)− 3月30日(木)
 *初日11日(土)作家在廊
会場:
東京都港区南青山5-18-10
03-5774-6866
正午 − 午後6時

上から

杉本圭助「時間の表面」
石井直人「相」
石井すみ子「自然布の糸巻きと針枕
中村未来子「琵琶葉の草編み」