金森正起 川合優 小澄正雄 展

金森正起、川合優、小澄正雄、3名の合作によるメッセージ性のある作品群が届きました。

金森正起と川合優による古めかしくも新しく美しい荷車、金森正起と小澄正雄による銀の鍍銀と硝子による異次元の水桶、川合優と小澄正雄による淡い色の硝子と複雑な木目で作られた虫籠、などなど沢山の合作が並んでおります。軽やかな空気感を纏った作家各々の作品もご覧いただけます。是非ご高覧くださいませ。

5月28日(火)まで開催しております。

 

 

 

 

gallery白田 5月の営業日

 

5月の営業日

4日(土)5日(日)

11日(土)12日(日)

18日(土)19日(日) 20日(月)21日(火)22日(水)24日(金)

25日(土)26日(日)27日(月)28日(火)

 

金森正起 川合 優 小澄正雄  gallery白田企画展

一二三種尺:川合優、小澄正雄

 

日本の手仕事の作り手たちが、ある時期から意識の方向性が変わりつつあるのを感じるようになったのは、日本の大地が活動期に入る前後からかも知れません。手仕事は、自然の素材を人が使うかたちへと変容させる仕事ですが、なにか今までとは感じていたものとは違う視点で物事を感じとり、かたちしているように感じます。人が暮らす未来のある具体的な理想とする姿を求め、精神的な心の豊かさを希求しているのでしょうか。人間を中心とした比重から解放され、より軽やかな方向へと意識が少しずつ向かっているようにも感じます。

この度は、金森正起(金工)、川合優(木工)、小澄正雄(硝子)の三名の作り手による展覧会を催します。三名の合作による、手仕事の可能性を開く、大地へと心を向けた作品が制作されました。それぞれの素材を組み合わせ合作で構成される展覧会です。ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

2024年5月18日(土)ー28日(火) 11:00 – 18:00

*23日(木)休廊 *作家在廊日:18日

 

gallery白田

622-0233 京都府船井郡京丹波町森山田7 0771-82-1782

 

金森正起

1975年名古屋市の鐵工所の家に生まれる

2000年野鍛冶屋を巡りはじめる、鉄の仕事に出会う

2001年松岡信夫氏に師事する

2004年岐阜県の山奥の森林組合で働きながら暮らす

2006年名古屋市で仕事場を持つ

生活道具や建築金物を作りはじめる

2014年近くの山の廃墟を手に入れる

 

川合優

1979年岐阜県生まれ

飛騨にて木工を学ぶ

作家としての制作と並行し、森林と人を結ぶ活動「SOMA」を行う

 

小澄正雄

1979年熊本県生まれ

2005年より富山県にて硝子の制作をはじめる

現在は岐阜県に工房を構え、個展を中心に作品を発表

 

展示作品

一二三種尺:川合優、小澄正雄

荷車:金森正起、川合優

草引:金森正起、川合優

水桶:金森正起、小澄正雄

虫籠:小澄正雄、川合優

 

金森正起:水甕、スコップ、銀器

川合優:欅樹皮杯、薬草鉢、腰掛

小澄正雄:種瓶、オンギ、コップ

 

川合優:欅樹皮杯

 

小澄正雄:種瓶

 

金森正起;水甕

 

工藝新聞タタターvol.1「紙と木」第五版発行

 

工藝新聞タタター、創刊号のvol.1「紙と木」の第5版を発行いたしました。表紙の紙は、唐津で紙漉きをされる前田崇治さんのほんのりと緑色を帯びた甘皮の紙を使わせていただいています。前田さんの紙は、どこまでも清らかな水のように清々しい紙です。創刊号は、6名の方に寄稿いただいています。表紙は孔版印刷と活版印刷、本文は孔版印刷です。是非、お手に取ってご覧いただけたら幸いです。

 

石井直人     工藝のみえざるもの

前田崇治     まっさらな白を求めて

四釜尚人     惹かれるもの

川合優         人と自然・香り

武田好史      極私的「数寄」論

石井すみ子  韓国の紙漉き 張紙房を訪ねて 写真:Kim Jinho

日英対訳

デザイン:前崎成一

翻訳:ベンジャー桂

表紙手漉き紙:前田崇治

印刷:文林堂 山田善之

発行:独華陶邑・gallery白田 石井直人、石井すみ子

     初版発行:2015年4月     第5版:2024年2月

価格:1500円  発送可能です。(送料200円)