『CONFORT』 No.180号掲載

2021年8月号No.180号『CONFORT』祈りの場をひらく 特集号にて石井直人作品とインタビューが掲載されています。

ご覧いただけましたら幸いです。

 

 

『CONFORT』8月号より

gallery白田企画展  風韻 川合優 金森正起

日本古来の森と木と共に暮らす文化や営みを大切にし、木と対峙しながら、それに敬意を払うものづくりをする川合優。日本の山や森のこれからのあり方を伝えつつ、多く植林された杉や檜の活用を広げていく活動も続けています。
日本にも古くからある金属のあり方に新しさを吹き込み、独自の感覚と確かな技術で、端正なかたちを生み出し、軽やかで柔らかな印象へと変容させる金森正起。

この度の展示では、川合優と金森正起、二人で制作する木と金属が融合した新たな試みの作品が生み出されます。それは各々の意識が共に重なり合い、共鳴していくかのような時間の中で制作されます。
川合優の木曽檜ノ床と金森正起の僧伽舎の風路(天蓋)は、瞑想的時間や眠ること、時や空間を超越していくような試みがなされています。意識の融合により生まれてくるものは、どのようなあたらしい景色を見せてくれるでしょう。
どうぞご高覧いただきますようお願い申し上げます。


風韻
川合優  金森正起

2021年5月22日(土)ー30日(日) 
26日(水)休廊  11:00-18:00
作家在廊日:  22日
gallery白田
622-0233 京都府船井郡京丹波町森山田7
T 0771  82  1782   www.dokkatouyu.com

出品作品
川合優+金森正起:木金小盤、木金薬欌、木金
川合優     :木曽檜ノ床、檜丸太のスツール、弥生の机、針葉樹の家具
金森正起    :僧伽舎の風路(天蓋)、鉄の光(照明)、厨子
川合優

1979年 岐阜に生まれる
2001年 京都精華大学建築専攻卒業
    飛騨にて木工修行、京都で家具修行に従事する
2007年 独立。以後、各地にて定期的に個展、グループ展を開催
2016年 「SOMA」を立ち上げ、森林と人を繋ぐ活動を行っている

個展                                                                                                  グループ展
2020年   日々(東京)Analogue Life(名古屋)                            工芸青花(東京)
       Anthologie gallery(Paris) 茶器之路(上海)
2019年    gallery  yamahon (京都) COSMIC WONDER(東京)
      光芳堂(岐阜)

展覧会
2019年「SOMA 日本の森と素木の家具」展(竹中大具道具館)



金森正起

1975年 名古屋市に生まれ
1997年 大学卒業後、東北で生活
2000年 野鍛冶を巡りはじめる
    鉄の仕事に出会う
2001年 松岡信夫氏に弟子入りする
2004年 岐阜県の山で暮らす
2005年 名古屋市の外れに仕事場を持つ
    生活道具や建築金物を作り始める
2014年 近くの山の廃墟を入手
2019年 「小小」を始める

個展                                 二人展            
2021年  soutousya Kyoto(神戸)                          soutousya KYOTO(京都)  
     夏至(長野)    
2020年  soutousya KOBE(神戸)                ギャルリももぐさ(多治見)    
2019年  gallery yamahon(伊賀)

そのほか
2021年  三重県多気町 VISION  Villa 1(水仙香)アート担当

すみや亀峰菴のあたらしい空間

京都、亀岡の湯の花温泉の料理旅館、すみや亀峰菴がロビーの改装をされました。

ロビーの改装は、現代美術家の柳幸典氏の設計のもと、左官職人、久住章氏のコバルトブルーがほのかに浮かび上がる黒漆喰の壁、待庵の壁を新しい解釈で再現した壁、ハタノワタル氏の和紙を所々に施した空間が広がっています。

ロビーの空間にて柳幸典氏と石井直人の作品を、茶室にて石井直人の作品をご覧いただけます。

丹波の春の爽やかな風とともに。

 

石井直人作品

久住章氏の黒漆喰の壁に柳幸典氏の作品

ハタノワタル氏の和紙に石井直人の作品

 

窯焚き

2021年4月12日(月)ー14日(水)窯を焚きました

 

コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎  ノノ かみと布の原郷    スペシャルトーク「ノノをめぐる」中止のおしらせ

 

コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎「ノノ かみと布の原郷」

関連プログラム

スペシャルトーク「ノノをめぐる」

近世麻布研究所を主宰し、麻布を中心に自然布の収集・研究を続けている現代美術家の吉田真一郎さんと、京都府宮津市の藤布の里、上世屋に移り住み、藤布の保存・継承に尽力している井之本泰さんをお招きし、お二人の活動とご研究について伺います。

日時:5月16日(日)に予定しておりましが、中止になりました。( 後日、収録配信を予定しております。)

会場:グラントワ小ホール(聴講無料)

出演:吉田真一郎(近世麻布研究所所長)、井之本泰(丹後藤織り保存会顧問)

聞き手:工藝ぱんくす舎(前田征紀、石井すみ子)

 

コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎「ノノ かみと布の原郷」

2021年3月20日(土・祝) − 5月16日(日)

午前9時30分-午後6時(展示室への入場は閉館の30分前まで)毎週火曜日休館(5月4日は開館)

島根県立石見美術館

〒698−0022 島根県益田市有明町5−15

電話 0856—31—1860(代表) FAX 0856−31−1884(代表)

MAIL zaidan@grandtoit.jp  http:// www.grandtoit.jp/